2017年1月15日日曜日

Zenfone2がぶっ壊れたのでZenfone3を買った話

 Twitterをフォローしている方であれば昨年末辺りにグダグダと喚き散らしているツイートを目にしたかもしれませんが、1年半ぐらい使ってきたZenfone2(4GB)が昨年12月に謎の故障で死んでしまったので、代替機としてZenfone3を買いました。
今回はZenfone2の故障からZenfone3到着までの大まかな顛末と、1ヶ月ぐらいZenfone3を触ってみての感想でも書き残しておこうと思います。

 なお私のZenfone2は結局治らなかったので、「Zenfone2壊れた!どうすれば治る!?」的な期待に添える記事ではありません、と先に言っておきます。


Zenfone2文鎮化の経緯

 トラブルがあったのは12月の17日。当日の朝起きてZenfone2を見ると、USBケーブルが刺さっているにも関わらず充電ランプは点灯せず、夜寝る前よりバッテリー残量も減っている状態。試しに何度かケーブルを抜き差ししてみるも問題は解決しない。
 とりあえず問題が起きた時は再起動だ理論で再起動を試行したものの、一度再起動を始めたが最後、画面が再び点灯することはなく、メーカーロゴやAndroidロゴに到達すらせず、数分に一度、起動時のバイブレーションが作動するのみ。
 ググってみるとZenfone2で幾つか類似する症例が存在するのは確認できましたが、書かれている解決策を試しても問題は解決せず、とりあえずサポートに電話することに。
 土曜日という事もあってか電話がつながるまでに30分近く待たされたりもしましたが、最終的にはどうにか対応を受けることが出来ました。この際の電話オペレータは日本人の方で、指示も的確でハキハキとしており非常に好印象。
 電話越しに幾つか(ボリュームボタン押しながら再起動とか)の指示を受けて操作するもやはり治らず、結局は「どうしようもないから修理センター送ってください」「購入から1年以上経ってるから保証効かないんで修理費は全額かかります、M/B交換になると35000円です」というあたり。

 今思えばこの辺りで諦めておいたほうが良かったかなとも思いますが、ともあれ修理に送り出すことに。翌日(18日)中には宅配会社の人が家に受け取りに来ました。

 その後ヤキモキしたり次のスマホを選んだりしている間に3日が過ぎ21日。家を留守にしている間に電話があり、内容としては「問題特定はまだかかります」という内容だったとのこと。んなアホなと思いつつ、改めて掛けなおそうと思ったが残念ながらASUS電話サポートが時間外(19時まで)。
 翌日朝、出かける前に電話してみると、本当に「問題特定に時間がかかっていますがもう少しお待ち下さい」というだけの内容。そんなんだったら一々電話しなくて良いよ……と思いつつ、この辺りで次のスマホの選定を本格的に開始。

 しかし当日のうちにまた電話があり(直前に時間かかると連絡があったばかりなのに……)、「M/B、バッテリ、ケース全交換で修理費45000円、キャンセルする場合は3500円ちょい」という内容だったとのこと。
 45000出す位なら普通に最新機種買うし、Zenfone2を新品で書い直したらお釣りが帰ってくるわということで、修理自体をキャンセルし、作業料・送料その他込みの3500円ぐらいを支払うことに決定。
 最終的にZenfone2は25日に帰還。USBを接続するとなんか振動する文鎮として第二の人生を歩むことになりました。


 今回ASUSのサポートを受けた感想としては、初回以外の電話オペレータが中国(?)かどこかの人で、日本語がかなり聞き取りづらかったのがマイナス。加えて、「修理品の進捗確認」目的のダイヤルは繋がるまでが早いものの、「技術的サポート」目的のダイヤルは2~30分程度待たされるのが当然なようで、この辺りはかなりクソだったと言えるでしょう。
 とは言え、稀によく聞く「頼んでないのに修理して修理費請求」とかその手のクソをやらかされることはなく、一回電話が繋がってしまえばそこからの対応は比較的迅速。全体としてはそこそこ満足の行くサポート内容でした(携帯会社の「良サポート」の基準値が低すぎとも言う)。

 Zenfone2の故障については原因がよくわからないので何とも言えないですが、まぁ正直最低でも2年ぐらいは保って欲しかったなぁという感想。スペック的には発売当時から現在までも全く不足を感じない素晴らしい端末で満足していただけに、壊れてしまったのが非常に残念です。


 ついでに、今回メインスマホが唐突に故障して感じたのは、SIMフリー機を運用する時には、故障時の代用機として使える端末を常に1台常備しておくべきということと、スマホは基本的に2年ぐらいで買い換える覚悟はもっておくべきというあたり。あと保証期間切れてる奴が壊れたらさっさと諦めて次を買うべき。
 今回の反省を活かして、次回スマホが壊れた時のためにサブ機の導入と運用を考えようと思っています。


Zenfone3購入の経緯

 で、結局新しいメイン機として購入したのはZenfone3。他の候補としてはAXON7miniやHuawei P9、Moto Z Playというあたりを考えていましたが、最終的な選択の理由としては、同価格帯(4万~5万帯)で買えるスマホの中では搭載CPUなど全体的な性能の水準が高いこと、先代として使っていたZenfone2が壊れるまで不満なく使えていたので、未知のメーカーの端末を使うよりは自分で使って満足した実績のあるメーカーのものを選びたいと思った結果の選択でした。

 Zenfone3には台湾版/グローバル版と比べて価格が高いという批判があり、実際Amazonあたりでも並行輸入品が正規品よりかなり安く売られたりしていますが、並行輸入だとサポートに問題があるわけで、1年以内に壊れたり初期不良が起きたりと言うのを想定するとやはり正規品が望ましい、という判断で正規品を購入。
 実際、海外と比べて値段が高いとは言っても、その性能自体は上に挙げたような国内4~5万の端末と比べても全く見劣りしないもの。そりゃあ日本でも海外同様の値段で売ってくれるに越したことはないですが、日本でのライバル機と比べると、まぁ現状でも相場的には適正な設定なのかなぁ、という印象はあります。

Zenfone3使用の感想

 実際使ってみた感想としては、とにかく2と比べてバッテリの持ちが良い。
 まぁ常駐するアプリも複数入れていた上に1年半ほど使った後でバッテリも消耗していたはずの2と、買ったばかりでアプリもまだそこまでたくさん入れていない3との比較ではアンフェアとは思いますが、平常時だけでなく、FGOなどゲームアプリを動かしている際の減りも3はかなり少ない印象があり、「あれまだこんなに残ってるの?」という感じになることがしばしばあります。搭載CPUもなんか省電力性能を売りにしているような感じなので、実際バッテリ持ちは良いんだと思います。

 スペック的には、ブラウジングしたりツイッターを使ったりする分には全くストレスを感じませんが、これは2でも既に達成していたもの。
 むしろスペック差的な部分はゲーム系アプリで顕著で、2は高性能ではあったもののAtomCPUだったがためにちょくちょく対応問題とかに引っかかっており、一部のゲームは起動すらせず、デレステも普通に遊んでいるのにどんどんノーツが曲に対して遅れていくような事が起きていましたが、Zenfone3はそのあたりストレスフリー。まぁ結局FGO以外はあんまり遊んでないのでそこまで意味がないですけども。
 その他、RAMが4G→3Gとグレードダウンしてしまいましたが、まぁ実際4G使い切ることってほぼありませんでしたし、マメにメモリ解放を心がければ3Gでも全く実用上問題ないレベルだと思います。

 デザイン面としては、2の背面が弧を描くようなデザインだったのに対し、3はフラット(カメラがちょっと飛び出してるけど)になりました。個人的に2のような湾曲デザインには安定感不足を感じており、机に置いて操作する際にグラついたり滑ったりするのがとても気になっていました。実際にフラットの3を使ってみると、湾曲デザインに感じていた不満は解消、フラットに変わったことによる問題点のようなものも特に感じることはなく、「やっぱりスマホ類は全部フラットで良いんじゃないかな……」という考えが更に強まる結果に。 実際デザインとしても2の水平平行線(?)デザインよりも3の同心円デザインの方が高級感が出ていて綺麗だと思います。この辺りは個人の感性でもあるので何ともですが。


 その他、Androidバージョンの高さによる認証関係の仕様の変化の戸惑いとか、指紋センサの便利さへの驚きなど色々ありましたが、全体としては非常に満足しており、前世代機と比べて劣化したところもなく、使用感も違和感なく乗り換えることが出来て大変満足です。
 なんか近いうちにZenfone4が出るとか出ないとかいう話もありますが、まぁ2016年末の時期に5万前後で買う端末としてはベターな選択だったのではないかなと。
 予想外の出費で痛手ではありましたが、泣きっ面に蜂と言うようなことにはならず、それなりに良い買い物が出来ました。というあたりで今回の記事は締めたいと思います。