2022年6月4日土曜日

トップガン マーヴェリックを見てきた

 タイトル通りの話です。とにかく感想としてはめちゃくちゃいい映画だったんだけど、Twitter上で一言二言言って済ますにはあまりにも良いものだったのでとにかく初見時の印象を書き残しておかねばという使命感が。

 なお以下言うまでもなくネタバレだらけなので、見てない人は早いとこ見に行ったほうが良いですよという感じでよろしくお願いします。





2021年12月14日火曜日

夢で(だけ)会いましょう(21/12/13)

 今日あったこと

  • 月曜なので仕事。年末進行で何もかもダメ。
  • 最近は仕事とMGS5をひたすら往復している。
  • noteで昔途中まで書いてほったらかしたお話に今更反応がつき、ウワアアア! となるなどした。
  • こういう時に堂々と出せるようなものが何一つないので、なにかせめて一つくらいは「それ読むぐらいだったらこっちを……」と言えるようなものを書き残したいよな……という気持ちになる。手を動かさずにそんなものが勝手にできあがることは絶対にないのだが。

本文

 自分は普段あまり夢を見ることがなく、また寝起きもすこぶる悪い。
 今年の頭にスマートウォッチを買って睡眠トラッキングを始めたところ、レム睡眠の区間がすごく短く、覚醒状態から深い眠りに、深い眠りからまた覚醒に……というサイクルの睡眠をしていることが分かった。とりわけ起床直前はだいたい深い睡眠の状態で、そこから目覚ましの音で急激に覚醒している。

 ……そうと分かったところで具体的にどうせよと指示が出るわけでもなく、そもそも現状の睡眠バランスが多いのか少ないのか、良いのか悪いのかも分からない(「睡眠スコア」はあまり高くないけど……)。特にどうすることもなく過ごしてきたところ、先日いい夢を見た上にスッキリ気持ちよく起きることができた。睡眠ガチャSSR。

 当日の睡眠グラフを見てみると予想通りというか起床直前にレム睡眠期があり、普段嫌味ったらしく記録されている目覚まし後の無駄な粘りも存在しない、すごくきれいなグラフになっていた。
 これを毎日再現できれば誇張抜きに人生一割ぐらい楽になるだろうと思うのだけど、前日就寝前にそこまで特別なアクションを取った覚えもなく、また睡眠時間が長い日だったわけでもなく条件不明。思い当たる事を色々試してはみたものの、全く再現できていない。業務で遭遇する嫌なバグのごとし。


 せっかく数日経っても印象に残っているくらいなので、夢の内容を書き残しておく……といってもごく短い印象だけで、高校生の自分がなにかギャルゲー的なものを遊んだのをきっかけにクラスメイトの(ギャルゲーオタクの?)女の子と仲良くなる……というようなもの。
 起きてから「十数年前の男子高校生オタクの妄想ど真ん中かよ!」と自分で笑ってしまうような、「らきすた」とかあのへんの作品見て影響されたのかな? という感じの内容だったけど、寝起きの感覚は爽やかそのものだった。
 無論すべては夢の話。実際自分に異性の友人ないし恋人が居たことはないし、当該人物が実在したところでそもそも自分の趣味として自発的にギャルゲー的なものを遊んだことが殆どないので、あらゆる意味で接点がない。


 しかし不思議だったのは、先述の通り間違いなく自分の人生に存在したことがない相手にも関わらず、「懐かしい」「久々に会った」ような感覚が、それこそ起きたあともずっと残っていたこと。それこそ大昔のスピ系的なワード、運命とか前世とか……が出てきそうな話である。
 過去に何度か似たような内容の夢を見ていて、そのおかげで再会感があった……ような気もするものの、同じ夢を過去に見たという記憶すら、当日睡眠中の迷走した脳がその場でインスタントに作り出したものかもしれない。改めて脳と記憶の不確かさを思い知らされたような気持ち。

 夢日記を書くと気が狂うみたいな話がインターネットで流行っていた時代があったけど、現状の自分の状態では夢を見ること自体が特別に日記に書くぐらいレアな現象になってしまっている。あれぐらい気持ちよく目覚められるものなら、毎日夢日記が書けるぐらいに夢を見られるようになりたい。
 少なくとも今回こういう夢を見た事自体はこの場に書き残したので、いずれまた同じ夢を見たとき再会の記憶の実在を疑う必要は(夢の記憶を「実在」と言うかは置いておいて)なくなったと言える。いつかまた会おう、名も知らぬオタク少女……(キモすぎる)

2021年12月7日火曜日

庵野秀明展行った(21/12/07)

今日あったこと

  • ここ最近はセールで買った「MGSⅤ:TPP」をひたすら遊んでいる。発売当時は色々物議を醸していたものの、ミッション14とかまでの範囲では好印象。
  • シリーズの美点はそのままにオープンワールドを生かして多様な攻略スタイルを楽しめるようになったステルスアクション、兵士集めと基地拡大の中毒性、発売年代と動作の軽量さから考えると異様に高品質なグラフィック。
  • ただおそらく発売当時の評価のゴタゴタの原因は後半に集中していると思われるので、序盤が面白い分だけ先への不安は強まっている。色々見聞きして覚悟決めてから遊んでいる時点で、当時「待ち望んだ新作にして事実上の最終作」として遊んだ人々ほどのショックは受けないだろうけれども……
  • 「デススト」も買っているので、今年の冬はこのままコジマ尽くしでやっていく予定。

本文

 また日記でもなんでもない話ながら、先日庵野秀明展を見に行ってきたのでざっくり感想を。
 まず全体として、「エヴァ展」でも「シンゴジラ展」でもなく「庵野秀明展」としての展示が十分すぎるほどに成立するのがこの人の凄いところだなあと。


 もともと自分の庵野監督へのイメージとしては、監督・アニメーターとして、クリエイターとしての能力と実績が凄まじいのと同時に、あるいはそれ以上に、本人の魅力/魔性とカリスマ性がとんでもない人なんだろうなというのがあった。

 庵野監督の有名なエピソードとして、製作中にロッカー蹴ったり本棚に頭打ちつけたりという奇行に走ってスタッフを無理やり説得してデスマーチに引きずり込んだというような話がある。
 こういうエピソードがあるにも関わらず、エヴァの制作には毎回凄まじいスタッフが参加して素晴らしい仕事をしているわけで、どこまで自覚的なのかはともかく、あらゆる手段で周囲の人間を惹きつけてコントロールできてしまう人種なんだろうなと思っていた。
 で、実際に今回の展示を見た結果として、この印象がある意味裏付けられたような部分があったし、実際に惹き込まれてしまう理由の一端も分かったような気がした。


 展示の構成としては、ざっくりと「庵野秀明が影響を受けたもの」「庵野秀明がこれまで作ったもの」「庵野秀明がこれからやろうとしているもの」の三部構成。
 後ろの2つに関してはともかく、「影響を受けたもの」に関しては完全に昭和特撮・アニメの博物館じみた構成で、すごく異様な内容。



 展示室の空間にはこれでもかと当時の特撮作品の登場メカの大型模型やポスター、実際の撮影用プロップなどが展示され、部屋の壁面では当時のウルトラマンと仮面ライダーの名シーン集と、アニメ・特撮・映画など各種の映像作品のOP集がひたすらループ再生されている。
 流れている内容そのものは(特撮門外漢の自分から見ても)おおっと思わされるもので、なるほど庵野少年が、あるいは当時の子供達が熱中するわけだ……と思える内容。なんと言っても空間そのものが醸し出す「当時のテレビ少年、あるいはいわゆるオタクが見た夢」的な熱気感が凄まじく、初っ端からクラクラさせられる展示だった。

 この独特の空間で展示物を見つめていた人々は、自分よりも下に見えるような人から、庵野監督と同世代か上かと思われるような人まで幅広く、それ自体が空間の異質さをさらに強調していた。庵野監督は自分が受け取ったものを広いところに届けたのだなあと思う。


 「作ったもの」の展示からは一般にもよく知られる庵野監督の足跡を丁寧にたどっていく過程となり、とりわけ芸大時代の作品に関しては「アオイホノオで見たやつのオリジナルだ!」という興奮が得られた。当時の作品が高画質でオフィシャルに見られるというのはそれだけで凄くレアな体験。
 その中でも「じょうぶなタイヤ」はやはり凄まじい出来で、こんなん同時代の同期に見せられた瞬間のホノオくんの衝撃たるや……と謎の同情気分に。庵野やめろー!


 他の制作物に関してもすごい量と密度で丹念に各作品の制作過程を見せてくれていて、一つ一つの完成度に圧倒されるばかり。特に有名な「王立宇宙軍」のロケット打ち上げシーン、破片一つ一つに番号振って動きを管理したカットは現物で見ると改めて驚異的な仕事であることを実感できた。あれを一人の人間の頭で処理できるとは。

 そうした制作物のすさまじい完成度と同等に興味を惹かれたのは、製作中の合間に書かれたメモ書きや落書きの類。
 特に「ナウシカ」への参加中に書かれたらしいものはすごく砕けた内容で、自分を冗談半分に「期待の原画マン」「次代のホープ」などと書いていたり、同じ紙の中に制作らしい人が「落書きしてる暇があったら1カットでも上げてくれ」などと書いていたりなど、すごく興味深い内容。いわゆる「愛されキャラ」的に受け入れられていたのかなあと。
 新人当時にこれだけ砕けたノリで受け入れられていて、その上で作ったのがあのシーンなんだからすごい事だと思う。


 その一方、監督として「トップ」の制作した頃の資料には制作スタッフへの熱い檄文みたいなものもあり、このあたりをひっくるめて先に書いた「本人の魅力・カリスマ性」の一端を見せつけられたような気持ちになった。
 自分の立場や立ち位置を考えて振る舞いやキャラクターを適切に調整しつつ、最終的な完成品のクオリティで周囲の人間を動かせてしまう人なんだろうなあ。
 シンエヴァ公開後にNHKでやっていた密着ドキュメンタリーでは安野モヨコさんに「自分をかわいいと思っている」とか言われていたけど、まさにこういうところを指しての言葉だったんだろうと思う。


 その他目立つ展示物としては「第三村」のプロップは圧倒的な物量で素直にすごかった。あのドキュメンタリーで延々と弄くり回していた現物がそのまま見られるというだけである種の聖地巡礼的な感動があった。
 「シンエヴァ」関連では他にも後半のゲンドウの長台詞シーンのコンテなどもあり、NHKドキュメンタリー同様シンエヴァの副読本として面白い展示になっていたと思う。単純なオリジナルかと言えば、割とコンテと完成品が違うなという(ドキュメンタリーの時同様の)発見もあって、そういう意味でも面白かった。



 最後の「これから」に関しては展示量的にも(当然ながら)控えめながら、一定以上に期待をもたせてくれるもの。アニメ・特撮業界向けの支援の話はもうちょっとボリューム取って押し出してくれても……とは思いつつ、とりあえず微力ながら何かになればとATACの缶バッジを買うなどした。


 概してすごく良い展示で、これだけ当時物の資料が綺麗に残っていた事自体がまず凄い。本人が近年掲げているアニメ・特撮文化の保存という意味でも、その意味と価値を効果的に見せてくれる展示だったと思う。
 そして何より、庵野秀明のこれまでの足跡を踏まえた上で、この先どんなものを作ってくれるのか、特に「まだ誰も見たことがないもの」をまた作ってくれるのか、への期待を高めてくれる展示だった。これはちょっと気の早い話ながら、年齢的にもライダーとウルトラマン作って終わりというわけでもないはずだし、「エヴァの呪縛」も多分きっとおそらく今度こそは解けたわけだし……じっくり楽しみに待っていたい。

 他方、個人的な鑑賞体験としては平日を選んだにも関わらずのなかなかの混雑で、一部展示エリアを落ち着いて見られなかったり、せっかくの撮影許可エリアで撮影した写真がカメラの設定ミスでかなりダメだったりと、悔いが残る部分も多くなってしまった。庵野監督の今後への期待も込めて、いつか「帰ってきた庵野秀明展」がさらなる大ボリュームで催されることを祈念したいと思う。

2021年12月4日土曜日

別府旅行に行った(21/12/03)

 今日あったこと

  • 相変わらず仕事の状況が悪いので、飯準備の手間回避とストレス発散のために宅配ピザなど取ってしまった。
  • そのまま浮かれ気分のまま過ごして酒なども入れた後、うかつにもアルコールが抜けきる前に風呂に入ってしまい、急速に貧血状態になって死にかけた。
  • 一人暮らしスタート以来、ありがたいことに誕生日などのタイミングで酒をもらうことが多くなった。おかげで飲酒頻度や回数が増え、最近はかなり酒に慣れてきたなという感触をもちはじめたところ。慣れたときが一番怖いというのは万事に共通する真理。マジで気をつけたい。

本文

 日記更新再開早々、日記でもなんでもない話になるけれど、先週旅行に行ったのでいくつか印象に残ったことを書き残しておこうと思った。プライバシー的なアレを考えてあまり細かい場所や行程までは書かないものの、中学校時代の友人数人と集まって1泊2日で別府のあたりの温泉旅館に泊まった次第。

 今回の旅行にあたってはコロナ禍で打撃を受けた観光関連業への支援という大義名分があり、とりわけ打撃の大きそうな航空便を往復で使って移動しましょうという話になっていた。
 自分はメカ趣味の一環として旅客機の機種などは多少分かる方だけど、実際に乗った経験は数えるほどしかなく、企業毎の性質やサービスなどはほとんど無知も同然。経験者のアドバイスを受けつつ便を選び予約して座席を選び、おっかなびっくり荷物検査を通り……という具合。それ自体がある種の非日常体験で面白かった。


 実際に乗ったのはスターフライヤーのA320とANAのB787-8。適当な時間・予算の便を選んだのが半分と、せっかく飛行機旅行を体験するならあえて往復で機材や会社を変えて違いを見てみたかった、が半分。
 とりわけ787は未だに自分の中で「新鋭機」としてのイメージが強い機体で、一度乗ってみたいな……と思っていたので、それ自体は嬉しい体験になった。

 しかし実際に乗ってみると体験の質が良かったのは間違いなくスターフライヤーのA320の方。シート周りの電源整備、座席の広さ、機内サービス等々嬉しい要素が多く、会社でここまで違うものかと驚いた。
 逆にANAの787は全体的に小綺麗になっていたものの、コンセントも個別モニタも無ければ前後も狭く、座席周りの設備は大昔に乗った747と大差ないのかも……という印象。機内便で短時間なのでさほど問題なかったのだけど、これが長距離だとちょっと蓄積する不快感はあったかもしれないなと思う。

 一応ANAのアドバンテージとしては機内Wi-fiの提供があったが、機上で乗客300人(実際には全員が使っていたということはないだろうけど)の通信を捌けるはずもないらしく、結局移動中はほとんど繋がらず。787の飛行を体験できて嬉しかった、エレクトロクロミックガラスの動作を実際に見られてよかった……という程度になるかも。
 このあたり、考えてみると新型機の性能的アドバンテージは基本的に航空会社にとってのメリット(信頼性や燃費などを含めたランニングコストなど……)であって、乗客に還元されるものではないのかも……という印象。ともあれ、今後また飛行機で国内旅行することがあればスターフライヤーは有力な候補になると思う。


 飛行機の話はこのあたりにして、旅行本体。全体として非常に楽しかったけど、その大半はプライベートでローカルな話題の打ち合いが大半を占めていたようなところがあり、あまり後から正確に回想できるものでも、またその必要があるものでもなかった感じがする。

 宿の食事はかなりの高クオリティだったけど、温泉旅館の定形通りというべきか凄まじい量で、後半は少し苦しみながら平らげる感じになってしまった。
 少量多品目を提供することが日本食における古典的な「ご馳走」であり、このとき客が料理を残すことはシステム上の前提である、というような話を昔ネットで読んだ気がする(ソースがはっきりしないので疑わしい)。

 仮にそういう発想で今もやっているんだとすれば、ちょっとご時世的に見直しても良いんじゃないかしらとも思ってしまう。それこそ量の分を質か価格に回してくれれば……と客目線で素人考えしてしまうけど、地のものをたくさん出すというのは地元の食品加工会社や農家やその他を巻き込んだ経済システムとの関係を薄く広く持っておく、みたいな意味合いもあったりするのかなあ。
 第一こういうところでコスト削減みたいな路線に持っていって良いことはないというのを我々はこの数十年で学んできたのではなかったかとも思うので、まあ今後も旅館に泊まるときにはしっかり覚悟とコンディションを整えて飯に臨もうと思った次第。



 観光地。そこそこ名前の通った温泉保養地みたいな土地にはいくつか訪れたことがあるけど、おそらく全国的に経済がイケイケだった時代に社員旅行とかでドカドカ人が来てガンガン開発が進んだ時代があって、今はそのボーナス期の遺産を適切に活用して撤退戦を行いつつ、好機を見極めて反撃を行えるか……みたいな立ち回りをしているように感じる。


 その意味では別府近辺のこういう節操なさというか貪欲さは一周して気持ちよささえ漂っていて、すごくいい味が出ていた。
 各所で重要な観光スポットへの経路が必ず土産店になっていたりなど、観光の目的となる自然現象そのものの凄さや面白さももちろん魅力的ながら、それをどう商売につながるよう活用するか……というプロセスやアイデアの方により面白みが出ている土地だったように思う。
 地獄めぐりの「地獄」というのも、もともとは熱水が吹き出たりして農業などにロクに利用できない土地がそういう呼ばれ方をされていたらしい。それを観光地に作り変えているわけだから、土地と人々のアイデンティティとしてこういう面の強かさが存在するのだろうなと思う。


 その他、土産物店でなにやら「お湯をかけるとイラストが裸になるタオル」みたいなものを発見するなどした。
 画風の古さも相まって倫理観がユルかった時代の残滓か……とも思ったけど、良くも悪くも世の中全体の倫理観がそこまで”アップデート”されてるわけでもなし、こういう感覚は別に全然現役でありうるんだよなとも思う。昔沖縄旅行に行った時に見かけた直球下品な名前のお菓子なども思い出す。
 温泉という土地柄的にも直近話題になった件を想起させられるものがあり、こういうおおらかさというか泥臭さみたいなものも(自分で積極的に乗っかろうとは思わないけど)どこかで残っていって欲しいカルチャーではあるなあと思う。


 なにはともあれ、概して楽しい旅行だった。今回の旅行が成立したのは大前提としてひとまずコロナの流行が小康状態と言える状況にまで持ち込んだ政府や医療、物流等々関係各所のの人々の尽力あってのことで、諸々ひっくるめてとにかく開催できた事自体に感謝というところ。
 とはいえコロナ自体は全くもって現在進行系の問題であって、引き続き警戒が必要な事に変わりはない。その上で、自分の中での一つの区切りというか、ある種のフェーズの切り替わりとして象徴的なイベントになったように思う。このまま無事に小康状態のまま推移して、また別の場所に旅行しようという日が来るといいな……と思えた2日間だった。


2021年12月2日木曜日

日記再開したい件(2021/12/01)

今日あったこと

  • 仕事。先週そこそこのボリュームのタスクが唐突に発生したのだけど、それが後出しで急に再来週中の完了要望ということになった。今関わっている案件は万事がこの調子でどうしようもない。内容そのものもあまり興味が惹かれるものでもなく、モチベーションがどこまでも削れている。
  • 一人暮らしスタート時の家具家電を中心に3年あまり生活を組み立てていたものの、本や円盤などのアイテムがカラーボックスに収まり切らず、横倒し収納など哀れな状態になってきた。これはいかんと適当なオープンラックを購入。
  • 組み立てた後に改めて部屋を見回してみると、入居以来都度都度「とりあえず」で床や机の上に配置後そのままになっていたアイテムが次々と目に入り、その多さに驚いた。「とりあえず」を解消できるタイミングが来るまで完全に意識の外に置けてしまっていたんだなと。
    • このあたりは自分の生活に対する感度の低さの問題だなと思う。「不快感を適切に感知して対応する」能力が足りていない。
    • 生活に求めるハードルが低いと思えば家計などの面では必ずしも悪いことではないのだろうけど、実際には意識の外から小さな不便や不快を日々被っている。早く気づいて早く潰すほうがトータルではきっといい生活になるだろう。

本文

日記更新について

 今年は5月ごろからnoteで日記を書いていたが、10月に入ってから諸々の理由でモチベーションが低下、結局ズルズルと2ヶ月近く放置してしまった。
 直接的に一番大きかった要因は(今ではすっかり風化してしまった)cakesの同人誌転売記事の件で、ここまで何度も燃え続けるような感性ズレた媒体(の近所)で文章書きたくないなあという失望感。
 ただ、もともとnote上で日記更新を行っていく中でnote自体がそこまで日記向きの媒体ではないな・・・という感触はあったので、あの記事一発で一気にマイナスに振れたというよりは最後のひと押しになった感じ。

 note自体は「創作サイト・テキストメディア」と「SNS」の間の子的なサービスで、後者の気持ちで気軽に前者をやってみようというコンセプト自体には今でも共感している。
 ただ、一度「SNS的/ライフログ的」に使ってみると投稿物がそれ一色になってしまってよくないなと。やはりあくまで「創作プラットフォーム」であって、「長文SNS」ではないのだ、と学べた。

 まずなんと言っても機能的に自分の投稿記事に対する検索性・一覧性が高いとは言い難く、ライフログとして日記を残す……という用途においては非常に物足りない。
 加えて、仮に何か自分の書いた記事から興味を持ってくれた人が居たとしても、日々の日記更新を続けていると最新の投稿記事を一見したときには「(どうでもいい)日記しか書いてない人なのか」と見えてしまう可能性が高く、これはあまりよくないと思う。
 もっとも自分の場合そこまで気合を入れた記事を書いてきたわけでもないものの、やはり多少なり時間と気合を入れて「作った」記事と普段の日記が(見かけ上同等のものとして)一緒に流れてしまうのはちょっとイマイチ。

 イラストレーターなどクリエイターがTwitterで食事やソシャゲなどの写真を投稿していると作品と混ざってしまって苦言を呈される……などという話はよく聞くものの、状況的には似た同じかもしれない。
 逆にこのあたりをうまくセルフプロデュースして「オリジナル創作毎日投稿中!」とかコントロールできる人の場合はうまく行きそうな感じもするので、要は使い方と相性ではある。
 自分としても今後完全に関係を断つというほどの気持ちではないので、ちょっと気合を入れた記事を書くとか、何か作って投稿する……という場合にはまた利用することもあるかもな、程度の温度感。


 そういうわけで完全放置状態だった昔のブログを引っ張り出してきて日記用に復活させたという次第。正直Bloggerも今どきサービスとしてどうかという感じもあるが、まあやはり日記・ライフログをやるなら専用サービスが一番だよなと。
 今後どこまで続くか謎ではあるものの、またボチボチやっていきたい。

2018年6月24日日曜日

LogicoolG G403とG430を買った

 どうも。年始から炎上気味だった仕事は先月辺りからようやく落ち着いたんですが、せっかく暇が出来たのに技術系の自習をするでもなく創作活動みたいなことをするでもなく、この1ヶ月はもっぱらゲームで遊び呆けていました。PS4もかっちったしNE!
 まあストレス発散的には悪いことでは無いんですが、忙しかった期間に「仕事が落ち着いたらやりたい」と思っていた諸々をほぼ全部ぶん投げて遊んでしまったところはあり、ちょっと反省気味。

 そういうわけで、とりあえずブログとか消費カロリー低いところからアウトプット脳に戻していきたいですね。イベントにせよ製品にせよ、体験後適当にTwitterに感想流して満足する傾向強いんですが、いつでも読み直せる形で残す、という点ではやはりTwitterよりはブログのほうが適切な媒体であることは確実なので。……ということで今回は最近買ったゲーミングデバイスについて書き残しておきます。

 今回購入したのはロジクールのG403とG430。403はマウスで430はヘッドセットです。紛らわしいわ!!!!!!!
 ロジのゲーミング製品は基本的に

 G[グレード][カテゴリ][発売順の連番(?)]

 という命名規則になっているとされています。4xxはだいたいミドルグレードぐらいの番号、x0xはマウスで、x3xはヘッドセットを表しているということになりますね。えっProマウス?ハンコンにフライトスティック?そうねえ……



 上のツイートの右のマウスがG403、下のツイートの左のヘッドセットがG430ですね。
 妙な色に変色している旧マウスは5年以上前のSteelSeriesのCoD:BO2コラボモデル(BO2発売から暫く経って値下げされているのを買って以来の付き合い)。
 ヘッドセットに関しては、これまではヘッドセットですらなく通常の2.1chヘッドホン(ゼンハイザー HD598)に貰い物のピンマイク(ピン破損済み)という構成でがんばっていた環境から一気に刷新した形になります。


2018年5月1日火曜日

初ロードバイク購入検討中のメモ

 どうも。今回は表題の通りロードバイクの話です。

 いつにもまして個人的なメモに近い内容になりますが、買う前に自分の考えを書き出して俯瞰で整理したいというのがまず第一。
 また、事前のイメージを書き残しておけば、購入後の体験と突き合わせて今後に役立つだろうとも考え、とりあえず今の時点での考えを書き残しておこうと思います。

 他の人の参考になるタイプの記事ではなさそうですが、折角だから公開しとこうかという感じ。気が向けばお付き合いください。

現状


格安クロスバイクの代名詞的な自転車、ESCAPE R3に3年ぐらい乗ってきて、合計の走行距離は1300kmぐらい。乗り方としては休日の昼過ぎに出かけて往復20~50kmぐらい走り、行き先で気が向けば軽く何かして帰る、というような乗り方がメインです。

 最初買った際には普段遣いにも利用したいと考えながらクロスにしたんですが、実際問題、クロスにカゴやキャリアをつけても大した積載量にはならないし、近所に出かけるぐらいなら自宅(実家)のママチャリ借りるので十分ということで、もっぱら週末の趣味限定の使いみちになっています。
 

 で、どうせ週末に趣味として乗るだけならクロスである必要もないし、社会人になってそれなりに金も貯まってきたので、せっかくなら良いロードバイクに乗ってQOLを上げたいなあ、ということで今回の検討が始まりました。

 あとまあついでに言い添えておくべきこととして、自分の趣味として海外の自転車ロードレース観戦というのがあり、ロードへの憧れとか選定基準というのにはそちらへの憧れが多分に含まれています。

 で、あの世界においてプロチームに機材供給してるのはチームとスポンサー契約を結んでいるメーカーであって、選手が自ら自転車やパーツを自由に選んでいるわけではない(一部の有力選手はスポンサー供給のパーツ類を使わず他社製製品のロゴを隠して使ったりしてはいるものの……)世界。
 ということで「プロが選択している/勝利している自転車だから良い製品である」というわけではないのは百も承知ではあるんですが、それでもやっぱりレースで勝ったバイクや好きなチーム好きな選手のバイクには憧れてしまうんだよなあというところはあり。

 もちろんプロが使っているものと全く同じものとなると100万コースなので到底手が出るものではありませんが、それでもせめて同じメーカーに……と思ってしまう。
 自転車業界の宣伝戦略に完璧に乗せられている感はありますが、まあ自分自身が満足できれば宣伝に乗せられていようが構わんかなと……自転車のエンジンは自分自身なので、自分が満足して乗れることが一番重要だろうと半分開き直りつつ思っています。

理想と現実


 色々なものを無視して純粋に外見と所有欲の満足だけで理想のバイクを言えば確実にDE ROSA SK Pininfarinaなんですが、色々な意味でハードルが高すぎるので不可。
 いやホントデザインは滅茶苦茶かっこいいんですけどね……「Pininfarina」も所有欲にグサグサ刺さる……そうは言ってもフレームセットで34万とかだし取扱店も近くにないし、海外からの輸入なら34万完成車とかあるらしいけど、初ロードでカーボンで海外輸入通販は流石にアホでしかない……

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 ホントかっこいいんですけどね……シートポストからシートステーとシートチューブに分岐するラインが美しすぎる……

 なにはともあれ、ここから逆算出来るのが、自分が今回バイクを選ぶにあたって折り合いをつけなければならないポイントとして「現実的な予算に収まる価格で完成車が買える」「自宅からアクセス可能な範囲に取扱店がある」という2点があること。

 予算は言わずもがなですが、取扱店の有無も重要なポイント。仮にカーボンバイクを買うとなればやはり整備は極力店舗スタッフの人にお願いしたいところですし、そうでなくとも、整備や相談にあたって毎度の如く距離の離れた店に出向くのは少々厳しいところがあります。

 で、アクセス可能な範囲の自転車店で扱っていて購入の候補に入りそうな自転車のメーカーをざっくりまとめると、

 というあたり。うち上3つは試乗済みなのでそのあたり中心に今の時点での考えを以下に書いていきます。